いきなりですが、昨夜は出会ってから25年以上のお客様と久しぶりに会食をしました。
3時間を超える食事でしたが、あっという間に時間が過ぎました。
25年以上前の出会いから、今日までのことを3時間に凝縮して追って行く感じの食事会となりました。
この間、バブルの崩壊からリーマンショック、加えて「脱ダム宣言」の田中康夫知事の誕生と、長野県の建設業界の暗黒時代がありました。しかし、もちろんこのお客様をはじめ、多くのお客様に助けて頂き、また役職員の理解と努力により、なんとか会社が無くならずお陰様で贅肉が気になるほどのごはんを食べさせて頂いています。
思い返せば、このお客様には、それこそ当社が一番苦しかった時期に、大型のお仕事を発注して下さったことがありました。
その時のことは一生忘れることができません。
それは契約時のことです。
契約の調印が終わりました。
するとそのお客様が、
「あとさ、なんならさ、どうせ払うんだから、請負金は最初に全額支払ってもいいよ。」と。
建設工事の請負代金を、契約時に一括で支払って下さる方なんて、世の中には存在しません。しかし、このお客様は、何食わぬ顔で、別に大した話じゃないというような顔をして、そう言って下さいました。
お客様は否定しますが、もちろん、当社の現状を慮っての提案でした。
会食から2時間ほど経過した時にこの話に差し掛かったのですが、いいおっさんが涙ぐんでいるところをお店のバイトのお兄ちゃんに見られてしまいました。(笑)
そんな昨夜のお話でした。
感謝しかありません。
以上です。