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新年度ですね 2024.4.1

 いきなりですが、本日から新年度ですね。

 当社の決算は5月末締めなので、本日から新しい期が始まると言うわけではありませんが、おかげさまで、新しい社員も入って来ますので、そこはフレッシュな気持ちになります。

 さて、皆さんは、なんで年度は4月から始まるようになったのか気になりませんか?
 私は気になったので、いつものようにGoogleさんに聞いて見ると、以下、

 「4月始まりの年度制が導入された1886年は明治時代で、その頃には税の徴収が米(コメ)ではなく、換金された現金で納める仕組みに変わっています。 秋に収穫した米(コメ)を現金に換えて納税し国が確認する、というプロセスを踏むとどうしても時間がかかるため、4月になったという説があります。」

 と、私が納得する説は、上の見解でした。

 更に気になったので、諸外国の会計年度を見ると、

 【1月~12月】
 ドイツ、フランス、イタリア、中国、韓国、ブラジル、南アフリカ、オランダ、ベルギー、スペイン等
 【4月~3月】
 日本、イギリス、カナダ、インド等
 【7月~6月】
 オーストラリア、ニュージーランド等
 【その他】
 アメリカ等(10月~9月)

 こう見ると、1月~12月の国が多いことが分かります。

 ただ、面白いことに、会計年度と学校教育の年度は異なる国が多く、新学期は、アメリカやイギリスをはじめとする多くの国が、9月~8月としています。
 この9月~8月制は、イギリスが産業革命で栄えていた19世紀のビクトリア朝時代からはじまったと言われていて、農業の収穫時期との関係上、要は、収穫で忙しい夏は子どもを休ませて家の手伝いをさせ、農閑期になる9月から新しく新学期をスタートさせた。当然、他の欧州諸国の農繁期もこの時期と重なるで、9月新学期の国が多くなった。
 また、その他の国にも9月~8月が多いのは、かつて欧州諸国の植民地だったからとか、学年制度が2学期制か3学期制かの違いなどにも起因するのではと言われているようです。

 さて、本日から建設業にも働き方改革法が適用されます。
 法律は、しっかりと遵守して行く所存です。

 因みに、日本の世界における年間労働時間ランキング(労働時間の長い順位)では、アメリカ(12位)やカナダ(22位)、驚くのはイメージとして労働時間が短そうなイタリア(21位)やスペイン(24位)より労働時間は短く、世界では30位となっています。
 この統計を見て、私は、「だから、休みが多すぎる!!」とか、「もっと働くべきだ!!」見たいな、幼稚な経営判断で話をするつもりはありません。また、会計年度も学校制度も世界統一すべきだと言うつもりはないのですが、これまでのように経済的な国際競争をして行く上では、公平で公正な労働時間の世界基準を設けるべきだと思うのです。

 さらに言えば、国際的経済競争力低下の懸念だけでなく、労働時間の上限規制が無い国には、世界中の上限規制が設けられている国から自国の労働時間内では追いつかない仕事が回ってくるはずです。その仕事量は常軌を逸すことになることでしょう。
 そうなると、その国の労働環境は劣悪化して行くのは言うまでも無いと思います。

 以上です。

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