いきなりですが、明太子が大好物です。
だからと言うわけではないのですか、過日博多に行ったとお話ししましたが、その際生まれて初めて明太子道場なるところに連れて行ってもらいました。
明太子道場は、明太子製造工場に併設されたアトラクションで、道場から用意された「たらこ」に自分好みの味付けをしてオリジナルの明太子を漬け込む体験をさせてもらえるのです。
行く前は、「子供騙しのようなところなんだろうな。」なんて予想していたのですが、明太子師範まで登場し、これが中々楽しい体験となりました。
明太子は韓国が発祥だそうです。
17世紀中ごろ、韓国の明川(ミョチョン)を巡視していた官吏がスケトウダラの料理を食べました。それがとても美味しくて、その魚の名前を聞いたといいます。
ところが誰もスケトウダラの名前がわからず、「太(テ)という漁師が捕った魚」とだけ伝えたそうです。
そこで官吏は“明川”で“太”が捕った魚だから「明太(ミョンテ)」と名付ける事にしました。
その後、戦前に釜山(プサン)に住んでいた日本人が、その「明太(ミョンテ)」を「明太(メンタイ)」と呼び、たらこは「明太(メンタイ)」の子供だから「明太子」となったそうです。
さて、道場では、まず各々に予め塩漬けされた「たらこ」が配られました。
調味料には、唐辛子に、昆布、この店の秘伝のタレ、そこにお酒です。
で、このお酒ですが、日本酒と泡盛、またなんと白ワインやブランデーの中からチョイスするシステム。ワインやブランデーには驚きましたが、せっかくなので私はブランデーをチョイスしました。
辛さの調節は唐辛子の量で決まります。
私は、辛いものが好きなので、かなり思い切った量を投入しました。
出来上がったオリジナル明太子は、しっかりと封をして5日間ほど冷蔵庫で熟成させます。
で、過日その明太子が仕上がる日がやって来たのです。
前の晩から翌日の朝ごはんに食べようと楽しみにしていました。
で、そのお味は?
普通でした。
「激辛でとても食べれたものではありませんでした!」を期待した方、申し訳ありません。
唐辛子をもっと入れておけば良かったと後悔しました。
とは言え、ブランデーの臭いもせず、それなりに美味しく戴きました。
この明太子道場、機会があったら行って見て下さい。
結構おすすめです。
以上です。