いきなりですが、怖がっていました。
何を怖がっていたかと言うと、週末に東京へ出張し、お客さんとお話しをしたときのことです。
ニュースでも大きく取り上げられていた、都心部を襲ったゲリラ雷雨が話題になりました。 挨拶もそこそこに、このゲリラ雷雨の話が止まらなかったのです。
これまでの会話でも天気の話はよく出ていましたが、「この暑さ、異常ですよねー。」といった程度で、話の掴みに使うことがほとんどでした。しかし、今回のゲリラ雷雨はこれまでの異常気象とは一線を画しており、「とにかく恐怖を覚えた。」とお客さんは話していました。
お客さんはゲリラ雷雨の際、地下鉄を利用していて、電車を降りて階段を上がろうとしたところ、上から水が流れ込んできたそうです。それでもようやく地上に上がると、道路の側溝から水が溢れ、排水溝からは時折噴水のように水しぶきが上がり、目的のビルの前の道は冠水していたそうです。
その時は、「えっ、ここ港区だよね?」と思ったそうです。
8月21日、港区周辺では1時間に約100mmの猛烈な雨が降ったようです。
日本の亜熱帯化がいよいよ顕著になってきていると感じました。
そこで、まずは災害対策として、以下の点に注意して見て下さい。
家の雨どいに枯葉などの詰まりがないか
塀や壁にこれまで無かった亀裂やひび割れがないか
近隣の道路の側溝や雨水ますがふさがれていないか
屋根のトタンのめくれや、かわらのズレはないか
近隣にがけや山、また擁壁があった場合、異変がないか
大きな災害を防ぐために、一度確認してみることをお勧めします。
出張当日は、夕方から打合せがありましたが、そのお客さんが打ち合わせから1時間ほど経つと、なんだかそわそわし始めました。
「どうしたんですか?」と尋ねると、「ごめん、ごめん。そろそろゲリラ雷雨の時間っぽいんだよー。怖いよな。」と。
今や、雨は恵の雨から時に人々を恐怖に陥れ、トラウマにしてしまうほどの存在になっています。 建設業には、「地域と市民の安全と安心を確保する使命がある。」と自負していますが、前途は多難です。
以上です。