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残すものは残すので・・・ 2024.7.1

 いきなりですが、過日解体工事をした実家の断捨離をしていた際、当グループの創業時事業である左官のお仕事で、当時作業服として着用していたと思われる法被が出てきたことをお伝えしました。

 この法被は恐らく法人化以前の70年ほど前の物と思われます。

 そこで、写真をご覧下さい。

 このたび、額装を依頼していた70年前の法被がきれいになって戻ってきたのです。この法被は、本社の2Fにある応接・ミーティングフロアに飾る予定です。
 興味がありましたら、ぜひ当社までお越しください。歓迎いたします。

 さて、今回自宅を解体するに当たっては、やはり先祖への思いや、既に30年以上前に亡くなった私の父親の生家に対する思い入れ等が交錯し、長い間空き家になっていたにも関わらず、私もなかなか解体する踏ん切りがつかずにいました。

 しかし、昨今社会問題化している空き家の増加や、築後相応の年数が経過していることもあり、もしもの時に地震で人様に御迷惑をお掛けするのは、地域の安全と安心を守るお仕事をさせて頂いている者として、絶対にあってはならないということ。また、今年父親が他界したのと私が同じ年齢になったことを機会とし解体することを決めました。

 また、以下の写真のように、解体の際には母屋の和室に今では手に入らないような、とても美しい組子細工の襖があったのですが、こちらは丁寧に取り外し、現在改修中の自宅の和室に残すことにしました。

 また、組子が収まったらこのブログでご報告いたします。

 こうして、創始の精神と祖先の思いを少なからず残して、グループの歴史を後世に伝えていくことも大切だと思っています。

 と言いつつ、心のどこかでは「ご先祖様、こうやって残すものはちゃんと残すので、解体しちゃうけど怒らないでね。」という気持ちもあるのも正直なところです。(笑)

 祖先はやはりおっかないです。

 以上です。

飯島建設株式会社