いきなりですが、昨日はあの王貞治さんが、これからの50年後、100年後を見据えた野球振興を進めるために記者会見を行いました。
この会見では、王さんが個人的に国内のプロアマの各野球団体に呼びかけて、そこに集った方々が半年に渡り議論重ねまとめた提言「BEYOND OH! PROJECT」を発表されました。
実は、とても名誉なことに私も王さんよりお声掛けを頂き、この会の末席を汚させて頂いておりました。
会の名称は、王さんが以前から「球心会」と名付けたいとおしゃっていたので、その通り「球心会」に決定。
まずは、昨日開催されたNPB12球団のオーナー会議にてこの提言をされました。
王さんが今回提言されるにあたり私が最初にお聞きした基本理念は以下のようなものでした。
現在の野球環境は、昔と全く違うし日本全体の人口は減少し、子どもの数も減り続けている。野球を始めようという子どもたちも少なくなっていて、野球をする場所も減ってしまった。残念ながら草野球でさえ日常どこにでもあるような風景ではなくなっている。
野球界はそんな厳しい状況ではあるが、プロ・アマ問わず日本各地の野球の団体・組織は、普及・振興に熱心に取り組んでいる。ジャイアンツでともにプレーをしたミスター(長嶋茂雄さん)やわたしを、当時の野球少年たちが目標にしたように、海の向こうの大リーグで大谷翔平選手が活躍する姿は、日本中を沸かせ、多くの子どもたちのあこがれの的になっている。その熱量は、50年前、60年前とほとんど変わらないように思うし、そう信じている。
だからこそ、わたしは50年後、100年後にも、世界を沸かし、子どもたちに夢を与えるヒーローが生まれていく取り組みを、普及・振興に熱心に取り組んでいる方々とオール野球界としてムーブメントを起こしていきたいと強く願っている。
今、手を打つことができれば、素晴らしい未来が花開くと確信している。そんなわたしの思いを「球心会」の有志の方々には受け止めていただき、新たな時代を切り拓く第一歩になるべく議論を重ねて行きたい。
と、王さんから直接このお話をお聞きしたら、躊躇など毛頭なく、喜んで会議に参加させて頂きました。
ただ、ここからがスタートです。
もとより微力ですが、私も身の丈にあった中でお世話になった野球界にそして憧れの王さんに恩返しして参ろうと思います。
以上です。