いきなりですが、毎朝の散歩で、ほぼ毎朝お会いします。

　ただ、残念ですが目が合ったり、時には私をジッと見つめていたりするのですが、一度も挨拶も交わしていませんし、たまに時間がある時に、私から親しくなろうと近づいて行くのですが、それに気づくと凄い勢いで走り去ってしまいます。

　写真をご覧下さい。

　そうです。
　ほとんど毎朝会うのはこのネコなんです。雄か雌かも分かりませんし、名前も住所も知りません。
　でも、私が勝手に名づけているこのネコの名前は、いつも同じ場所の番をしているので「番ネコ君」としています。
　まだ朝が暗い時期でも、番ネコのいるあたりをライトで照らすとあのネコ特有の反射する目があるのでそこにいることが分かります。

　今朝の事です。

　いつもは、20mほど離れたところから私を見つめているのですが、今日は10mくらいのところで私を待っていました。
　お会いしてから3年。
　ようやく我々の距離が縮まって来たかも知れません。

　ところで、私は「番ネコ君」と名づけていますが、「番ネコ君」は、私をなんと名づけているのでしょうか？
　「お節介中年」とか「散歩男」とか「中々痩せない男」とか？

　まあ、あの「番ネコ君」の私を呆れたように見つめる表情を見ると、おそらくろくな名前はつけられていないと思います。

　失礼しました。

　以上です。