いきなりですが、私には特技があります。
とは言え、世間に吹聴して歩けるような特技では無いのですが、私としては結構気に入っています。
この特技を習得したのは遥か40年前に遡ります。
当時、高校に越境入学をしていた私は、野球部の寮に住んでいました。その寮のお風呂や洗面で使用されていたのがレモン石鹸です。
皆さんはレモン石鹸をご存知ですか?
昔は、学校や公共施設に置かれている石鹸と言えば、このレモン石鹸でした。
因みに、なぜ小・中学校には必ず言っていいほどレモン石鹸が置かれていたのか?
いつものようにちょっと調べて見ると、特別な効能があるわけでなく、「愛らしい形とフルーツの香りが特に子どもたちに喜ばれた」ということでした。
さて、本題の特技ですが、私はこのレモン石鹸の終わり掛けと、新しいレモン石鹸を結合させるプロなのです。
そのままにして使うと、暫くの間終わり掛けのレモン石鹸と新しいレモン石鹸がみかん網の中に混在してしまいます。私は、この状態を好みません。
そこで、いろいろと試して見ました。結果、編み出した手法が、先ずは表面の硬い終わり掛けのレモン石鹸を熱めのお湯でゆっくり溶かして行きます。全てを溶かすので無く楕円の端の部分だけを溶かすのです。頃合いを見て、新しい石鹸に溶かした石鹸の端を丁寧に練り込むようにゆっくり結合させて行きます。
するとどうでしょう。
翌日には、終わり掛けのレモン石鹸と新しいレモン石鹸は見事に結合されているのです。
で、我が家では子供用の石鹸には「牛乳石鹸、よい石鹸!」(←知ってる人は知っている。)を使わせています。なので、この年齢になっても40年前に得とくした技は生かされているというお話です。
どうでもいいですよね。
失礼しました。
以上です。