既報の通り、横綱稀勢の里が昨日引退を決意し、その会見が開かれました。
まずは、心から「ご苦労様でした。」と申し上げたいと思います。
さて、昨日の会見をニュースで見るに、国技に於いて、その頂点に立つと言うことの重さ、そして、「一片の悔いも無い。」とは言え、場合によっては自分の意志とは関係なく引退を決めなければならないと言う、角界の厳しい「しきたり」について考えてしまいました。
国技の頂点に君臨し、国技を背負っている横綱とは言え、年齢を見ると稀勢の里はまだ32歳です。32歳の若者に、これだけの重責を負わせ、ともすれば意志とは相反する決断を迫る「しきたり」の残る世界。
このような、厳格な世界としっかりと向き合える組織であるのか?それおもしてリスペクトされる組織であるのか?
「そこが大事だよな。」
相撲協会が、善いとか悪いとかは私には分かりません。
でも、今回32歳の稀勢の里が下した決断に際し、そんなことをふと考えてしまいました。
以上です。