昨日は、メインバンクの研修会で、生まれて初めて絵解きを体験させて頂きました。
それも、よりによって地獄絵の絵解きです。
絵解きとは、文字通り絵の意味を説明するのですが、特に、仏画・絵巻などの内容を説明することを言うようで、平安末期以後、庶民の間にも広がり、絵解きを職業とする人が現れ、地獄絵などの説明を琵琶に合わせて語ったっていたそうです。江戸時代になると、大道芸と変化していったようで、その後、この絵解きは、紙芝居に発展して行きました。昔、まだ我が国の識字率が低く、大した楽しみも無かった頃、庶民はこの絵解きを娯楽として楽しんでいたようです。
さて、地獄絵図の絵解きです。
人間界で、生き物をむやみに殺生していなかったか?お酒をむやみやたらと飲んだり、飲ませたりしていなかったか?不貞を働いてはいなかったか?欲をかいてはいなかったか?争いごとをしてはいなかったか?嘘をついていなかったか?・・・。
あの世に行って、閻魔大王の前に出て、どんなに取り繕っても、浄玻璃(じょうはり)の鏡などを駆使し、すべてがつまびらかにされて行く中で、閻魔大王から判決が下される様子を絵解きされました。
私は、昨日の段階で、八つあると言う地獄のどこに行かされるか分かりませんが、とりあえず地獄行きは決定したと言うお話です。
「そんな殺生なー!!」
失礼しました。
以上です。