いきなりですが、去る9月16日行われたルートインBCリーグチャンピオンシップ第1回戦は、13時に試合が開始され、終了したのが19時42分(うち17分間は中断)。実に中断を除いて6時間25分という死闘の末、我らが北地区代表の信濃グランセローズは残念ながら南地区代表の埼玉武蔵ヒートベアーズに敗れてしまいました。
この試合は9回では決着せず、10回からタイブレークに突入しましたが、双方譲らず結局15回までもつれることになりました。
タイブレークは早く勝敗つけるために採用されるルールです。ルートインBCLのタイブレークルールでは無死2塁から攻撃を行って点を取りやすいようにするのですが、この試合はタイブレーク突入後、試合が決着するのに6イニングも要しました。これは調べてはいませんが、恐らく記録では無いかと思っています。
では、これまでのプロ野球最長時間試合とは?
いつものように調べて見ると、以下、
1位 6時間26分 1992年9月11日 阪神-ヤクルト(延長15回:3-3)
2位 6時間21分 2015年8月21日 広島-巨人(延長11回:3-4)
3位 6時間19分 1996年9月8日 ヤクルト-横浜(延長14回:6-5)
と、上記のような記録が出て来ました。
「なんと1位が6時間26分!!」
で、過日の試合は6時間25分ですから、最長タイまで1分足りなかったことになります。
とは言え、勝負事では負けてしまえば、試合時間の記録など全く意味がありません。
ただ、この試合では6時間25分の試合時間より強く印象に残ったことがあります。
と言うのも、タイブレークの15回表、信濃グランセローズの投手陣が打ち込まれ8点を勝ち越されるかなりの劣勢。最終回は8点差を追うかたち。私もすっかり選手はあきらめていると思いきや、なんとこれまで以上に元気な声がベンチから聞こえて来て、それこそ逆転する意欲がひしひし伝わって来たのです。
結果最終回は4点を返しましたが試合終了となりました。
しかし、この「絶対にあきらめない」姿勢は、次の試合に必ず繋がるはずだと確信しました。
で、翌日の第2回戦ですが、序盤までは前日と同じように両チーム一歩も譲らぬ展開。しかし、信濃グランセローズは終盤に追いつき見事逆転で星を五分に戻しました。
実に頼もしい選手達です。
この選手たちを応援して上げて欲しいと思います。
以上です。