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美唄のつづき 2022.6.28

 いきなりですが、美唄のつづきです。

 さて、昨日は「高度経済成長時の息吹を感じながらも、儚さと侘しさと寂しさが漂うまち美唄」ついてお話させて頂きました。
 そんな美唄市の人口は約2万人です。そのうち65歳以上の人口が2020年現在で全人口の42.30%を占めています。
 私が見た限り昼間でも夜でも、まちを歩く人の姿はほとんど見かけませんでした。

 しかしです。1か所だけとても賑わっているスポットがありました。

 昨日もお伝えした通り、美唄に滞在していても早朝の散歩は欠かしませんでした。朝6時からホテルをスタートして、40分ほど2日間散歩しました。
 そして、その2日間とも寄った場所があります。
 それはコンビニです。

 1日目は、替えの靴下を忘れて来たので、靴下を購入。
 2日目は、野菜不足を感じたので、野菜ジュースを購入。

 するとどうでしょう。早朝のコンビニには、70代~80代と思しき方々で賑わっています。2日間とも10名くらいはいたでしょうか。
 美唄に来て、1か所でこれだけの人がいるのをはじめて見ました。そして、そのすべての方々、ですから私以外は全て顔見知りの様子なのです。
 皆さん声が大きいので聞き耳を立てなくても容易に会話が聞こえて来ます。
 「このお弁当、この間食べたが中々だった。」とか、「これは北海道しか売ってないらしい。」とか、更には「あっ、それは不味いからやめておいた方がいい!!」とか、店員さんにもばっちり聞こえるような営業妨害も平気です。

 また、買い込む量が多いことにも驚きました。
 ひとりで、お弁当2つとおにぎりと総菜みたいな感じで買い物をしているのです。

 なるほど!直ぐにピンと来ました。

 そうです。お年寄りが、その日の新しいお弁当やおにぎりがコンビニに到着する時間に合わせて来店し、その日に食べる一日分のごはんを買い求めているのです。
 過疎地域にあるコンビニは、特に一人暮らしのお年寄りにとってなくてはならない存在となっています。また、コミュニケーションの場としての機能も果たしていました。(コンビニ側が迷惑かどうかは別として)

 普段何気なく使っているコンビニですが、環境によっては違った側面での存在の大きさを美唄で目の当たりにしたと言うお話です。

 以上です。

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