昨日は、朝から松本市に行って来ました。
学都松本は、駅前など、通常は学生の姿が多く見られますが、昨日は、小中、そして高校も含めて休校が多いせいでしょう、学生の姿がほとんど見られず、街は閑散としていました。
たまたまお城を通りかかると、コロナウィルス対応で、ちょうど「天守閣の観覧中止」を案内する立看板が立てられるところでした。
あいさつ回りの中で、お客さんにお話を聞くと、松本にてコロナウィルス患者が出たとたんに、一気に消費マインドが落ち込んだそうです。特に、サービス業への影響は甚大で、コロナウィルス禍収束のめどがたたないので、対応のしようが無い状況だと言っていました。
また、巷では、「松本で、コロナウィルスを最初に発症した人は誰なんだ?」とか、「あの病院が危ない。」とか、本当につまらないうわさでもちきりだとのこと。
これは松本だけではありませんが、デマと分かっていても、ティッシュペーパーやトイレットペーパーが店から消える。私が小学生の頃のオイルショックの時もそうでした。スーパーで、大の大人たちが、トイレットペーパーを奪い合う姿を、おぼろげながら覚えています。
こういうことは繰り返すのか?
自分への戒めも含め、このような時こそ矜持をもって居住まいを正していたいものです。
そんなことを考えていると、車窓から大学の卒業式だったのか、華やかな袴姿の学生が、数名で歩いているのを見かけました。どんなかたちであっても、「卒業式が出来たんだ。」と、とても安堵しました。
と、その袴姿数名とすれ違いざま、なんと彼女たちにが手に持っている荷物を見ると、全員がトイレットペーパーを手に提げていたのです。
まあ、仕方が無いとは言え、少し残念な気持ちになったと言うお話です。
以上です。