いきなりですが、先週末は沖縄まで視察旅行に行って来ました。
というのも、2019年に起きてしまった大火災により壊滅的な状況となった「首里城」。その「正殿復元整備工事」において、日本全国から集まった宮大工さんの技術を間近で視察できるということで、こんなチャンスは滅多にないので、今回の視察旅行先が決定したのです。
建設現場では、大規模な仮設建物の中に、復元される正殿が全て収まっており、先ずはその工法に圧倒されました。
また、仮設建物に設けられた階段の踊り場には各階に見学スペースが設けられており、宮大工さんが行うそれぞれの作業をガラス越しに見学できるようになっています。
この日もかなりの人がその様子を見学していましたが、「あれだけ見られていると、それは仕事もし難いだろうな。」と感じます。
それでも、宮大工さんは淡々と作業を進めています。
そんな中、屋根を担当し、ヒノキ材でちょうど垂木の曲面をつくっている宮大工さんの作業に暫く見入ってしまいました。私のような技術に詳しくない者でも、これはとてもプレカットで出来る技術ではないのが理解できました。すべて、手作業で材木を削っては、その都度おさまりを確認して行くと言うそれこそ果てしない作業の連続です。
「首里城正殿復元整備工事」の完成は、2026年を目指しているとのことですが、「この復元はほんと大変だ!!」と言うのが正直な感想でした。
それにしても、感動しました。日本の建築技術と大工さんの技術は凄いです!!
心から誇りに思います。
以上です。