いきなりですが、毎回逡巡していることがあります。
この逡巡を続けてかれこれ40年近くになるでしょうか。
と言うのも、電車などにある「優先席」のことなのです。
日本で初めていわゆる「シルバーシート」(以下、優先席)が設置されたのは1973年。
伊豆箱根鉄道駿豆線・大雄山線と当時の国鉄中央線快速電車に設置されたのが最初だそうです。
なので、かれこれ50年になるんですね。
さて、私が初めてこの「優先席」を見たのは、約40年前で、進学のために東京に行った時に乗った電車の中だったはずです。
なので、以来約40年に渡り逡巡していることになります。
では、いったい何をそんなに逡巡しているのか?
そうなんです。
誰も優先すべき方がいないと思われる場合は、この「優先席」に座ってもいいものなのか?というところ。
この件については、誰に聞いても賛否両論分かれます。
私は、通常の席が空いているのに、わざわざ「優先席」に座ることは無いと思いますが、通常席が満席で、そこに「優先席」を利用される方がいないのであれば、対象者が来られたらもちろんお譲りすることを前提として座ってもいいかな?と思っています。
ただ、このことを以前ある友人に話したら、真っ向から「非常識だ!」と糾弾されたことがありました。
一方で、「そんなの、座ってていいに決まってるじゃん!」とあっさり返す友人も。
と言うことで、約40年近くに渡り逡巡している状況が続いています。
過日も、ローカル線に乗る機会がありそんな場面になったのですが、逡巡しながら長野駅を出発。結局篠ノ井駅で通常の席が空くまで「優先席」に座ることはしませんでした。
と、このように逡巡しているうちに、もうすぐ「ここどうぞ。」と、席を譲られるようになると言うお話しです。
ちょっと悲しいです。
以上です。