いきなりですが、我らが信濃グランセローズ(以下、グランセローズ)は、先週末神奈川県小田原市で開催された「2024ルートインBCリーグプレーオフファイナルラウンド」(以下、ファイナル)にて、2024年シーズンチャンピオンの神奈川フューチャードリームス(以下、神奈川)に2連勝し、見事に9月27日から栃木県小山市で開催される「日本独立リーググランドチャンピオンシップ2024」(以下、グラチャン)への出場権を得ることが出来ました。
それにしても、野球はやってみないと何が起こるか分からない、本当に怖いスポーツだと改めて思いました。
今季の信濃グランセローズは、レギュラーシーズンでは優勝の神奈川と0.5ゲーム差の2位となったものの、神奈川との対戦成績は1勝7敗と大きく負け越していたのです。
その1勝も、既に神奈川は優勝決定後の消化試合とあって、普段はあまり出場しない選手も多く出ていました。
そんな調整的な試合でようやく1勝することが出来ました。
ファイナル前の予想も、投手力と勢いが信濃より上の神奈川が有利と見ていた方も多かったと思いますが、信濃グランセローズがまさかの2連勝で、グラチャンの出場権を獲得したのです。
さて、いちおう野球をやって来た経験があるので、下馬評を覆したグランセローズ2連勝の勝因を分析すると、結論から言って勝因は神奈川の「ミス」です。
もっと言うと、一つの四球と一つの死球、それに一つのエラー。
この3つが勝負の明暗を分けました。
もちろん、グランセローズ投手陣の力投やタイムリーに見事な3ランホームランもありました。しかしそれ以上に大きかったのは、どうしても出したくなかった場面で、粘りに粘って四球を奪い取ったこと。ここもどうしても抑えておきたいおと言う場面で執念の死球を勝ち取ったこと。そして、絶対にエラーなどしてはいけない場面で、そのエラーを誘ったこと。この執念がことごとく得点に繋がって行ったのです。
こういう得点は、相手チームを委縮させ、勢いを削ぎます。なので、ほぼトーナメントに近いファイナルでは致命傷になるのです。
あらためて野球の怖さを感じた2日間でした。
グランセローズのグラチャン進出は2年振り3回目!!
今年こそ、悲願の独立リーグ日本一を!!!
以上です。