いきなりですが、銀行の送金手続きがとても複雑になって来ましたね。
もちろん、詐欺が横行しているのが一番の理由なのは理解しています。
しかし、時には自分のお金なのに、なんで自由に入出金出来ないのか?また、一度の送金できる限度がなんで決まっているのか?最近ではワンタイムパスワードなるものが出て来て、最後にアプリ上のワンタイムパスワードを入力して送金完了となるのですが、途中でこのパスワードが変わってしまったらどうしようと焦るのは私だけでしょうか?
そんなことを考えていたら、はるか35年ほど前のことを思い出しました。
大学生の私は、その日が親からの仕送りが振り込まれる予定の日だったので、野球部の後輩にカードを渡して全額下して来て欲しいと頼みました。
すると、暫くしてその後輩が合宿所に戻って来ました。
後 輩 「飯島さん、お金です。」
私 「ありがとう。」
後 輩 「どうぞ。」
私 「えっ!!!」
お金はなんと47円しかありませんでした。
私 「これしか無かった?」
後 輩 「はい全額です。」
私 「で、どうやって47円を下したの?」
後 輩 「はい、一生懸命頼みました。」
そうなんです。親からの仕送りが遅れ、その日は入金されていなかったのです。
でも真面目な後輩は、全額と言われ全額の47円を銀行と交渉して下ろして来たらしいのですが、当時もカードだけで小銭を下せるシステムは無かった気がします。
今と違って、その必死さが通じなんとかしてくれたのか?銀行もおおらかな時代だったのでしょう。
それにしても凄い交渉力です。
以上です。