記念すべきと言うか、激動と言うか、辛く悲しいと言うか、無力と言うか、はたまた印象に残るというか・・・、そんな例えようの無い2019年の10月が昨日で終わりました。
天皇陛下の御即位の礼。これから新しい時代が始まるのを強く感じさせて頂いた月。
消費増税。
ラグビーワールドカップ。
一連の台風災害。
PGAツアー日本初開催。
そして、首里城の焼失。
個人的なことや当社に関する詳しい出来事は記載しませんが、私自身や会社にとっても様々なことが起こった10月でした。
新しい時代の幕開けの象徴は、もちろん天皇陛下御即位の宣明ですね。
ただ、時代の幕開けを違った観点で感じたのは、例えばラグビーのワールドカップ。以前の日本だったら、「即席JAPANチーム」だとか「純粋な日本人の方が少ないチームを日本代表と呼べるのか?」などと揶揄する風潮が持ち上がったと思います。しかし、彼らは数年に渡り、桜のジャージを纏いながら日本の為に全身全霊で闘ってきました。その結果、このワールドカップを機に強い日本代表となり、国民もこの「多様性チーム」を日本代表として誇り高く受け入れました。新しい時代の幕開けです。
また、一連の台風災害。自然の前での無力さ。そして、これからの国づくり。また、高齢化社会において、この苦難と試練を被災者個人だけではなく、また、補助金の額だとかそのような類のことだけでなく、行政と民間企業がありったけの知恵を出し合って、これまでには無い、新しい災害の乗り越え方を模索する必要があると感じています。新しい時代の幕開けです。
10月31日に起こってしまった、沖縄首里城の焼失。熊本県を中心とする地震災害で、甚大な被害を受けた熊本城もしかりです。県民のシンボルであり、よりどころ。でも、悲しんではいられません。先月熊本を訪問した時も、熊本城の復旧の様子を目の当たりにしました。言葉は正しくないかもしれませんが、私には勢いと息吹が伝わって来ました。東日本大震災も未だ復興途中です。悲しいことではありますが、再建するのです。先人たちが何度も復興させて来たように、我々もしっかり前を向いて、新しい時代の幕開けに与えられた試練に、正々堂々と向き合って参りましょう。
そんな機会を我々に与えた2019年10月も昨日で終わりました。
新しい時代です。
以上です。