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2022ルートインBCリーグチャンピオン 2022.9.26

 いきなりですが、我らが信濃グランセローズが2022ルートインBCリーグのチャンピオンとなりました。

 ルートインBCリーグの村山代表がチャンピオンを争う最終戦のことをFacebookに載せてくれました。
 とても感動的なコラムだったので、以下今日のブログに転載させて頂きます。

 誇り高き敗者たち 〜スポーツマンシップの真髄〜

 雨中の激闘でした。

 雨でぬかるんだ中野市営野球場で、試合終了の挨拶で涙を流す茨城の松坂監督を信濃の柳沢監督が熱く抱擁したシーンです。これを見た瞬間に、コロナと荒天に翻弄され続けた2022年シーズンの苦労が全て吹っ飛びました。

 私はスポーツマンシップを学ぶようになってから意識して見ている事があります。それは「敗者としての振る舞い」です。打たれた投手、打ち取られた打者を含めて。「スポーツマンとして、人間としての本性、そのプレーヤーの生き様が最も出る瞬間、それが敗れた時」と学びました。本物のスポーツマンは、敗戦の責任を、環境、相手、チームメイト、審判員のせいにしません。ビジネスの世界でも、人生でも全て同じと思います。

 この日、2022シーズンのルートインBCリーグチャンピオンシップを戦った信濃球団、茨城球団、そして審判員に「スポーツマンシップの神髄」を見ました。

 茨城アストロプラネッツをルートインBCリーグのチャンピオンシップの舞台に導いた松坂賢監督。どんな時でもポジティブで常に選手が成長できる環境を作ってくれました。視察を重ねる度に選手がどんどん成長していく姿を見て来ました。監督とチームをサポートして見事なチームを創り上げた色川GM、山根球団代表に感謝します。今年でこのチームを離れて新しい環境で指導者としての道を進む松坂監督に最大限のエールを送ります。

 圧倒的な強さでルートインBCリーグチャンピオンとなった信濃グランセローズと柳沢監督。その緻密且つ堅実な指導と戦術は、他の7球団を圧倒していました。プレーオフが始まってから4試合を全て勝利した事がそれを物語っています。試合の途中、強い雨に見舞われて、何度か試合が中断しました。5回が終了して試合が成立していましたから、選手の安全を考えて試合を終わらせて欲しいと考えていたのかも知れません。しかし、中断の度に、信濃グランセローズの選手スタッフ全員が、雨の中でシートをかけて、雨が少しでも弱まれば、砂を入れて試合再開に向けて懸命に整備してくれた姿に感動しました。これも柳沢監督の熱く、厳しい指導が浸透している事を証明していました。

 当日の審判員は、厳しい状況での試合になる事を覚悟していました。試合前には、郷津クルーチーフと守谷審判部長が「リーグ戦の最後になるかも知れないから、可能な限り9回まで試合をファンに届ける事、試合を止めるたった一つの要素は、「選手の安全を担保する」事を確認してプレーボールをかけました。7回表、茨城の走者が三塁を回った時、足を取られて転倒しそうになりました。そのプレーで2022シーズンのルートインBCリーグ主催の試合が全て終了しました。

 ルートインBCリーグチャンピオン決定戦。こんなにも人の心を動かせる試合をしてくれた両球団そして全ての関係者に感謝します。9月30日、信濃グランセローズが熊本の地で最高の試合を見せてくれる事を確信しています。

 以上です。

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