いきなりですが、4630万円と言えば、既にお分かりだと思います。
そうです。山口県阿武町が新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円を誤って1世帯に振り込んでしまった例の問題ですね。
昨日のニュースでは、返還を拒否している男性は「海外のネットカジノで全て使った」と話しているとのこと。
この短い間で、全て使ってしまったと言うことは、4630万円負けてしまったと言うことになります。
ニュースによると、町は4月8日誤送金の件をこの男に連絡。誤送金の説明と謝罪をし、返金の手続きをするため、一緒に銀行へ同行をお願いしました。しかし、「風呂に入るから1時間ほしい」と言われ、ようやく阿武町から宇部市にある銀行に2時間ほどかけて到着した段階で、「きょうは手続きをしない。後日、公文書を郵送してほしい」と言われてしまいました。
この男、誤送金を知らされてからの3時間余りでいろいろと考えたのだと思います。間違って入金された金額を目の当たりにして、それならこのお金を元手にカジノで一発当ててから返還しても遅くはないと考えたのでしょう。
あるいは、罪は償うと言っているようなので、カジノで負けてしまったと言っているだけの可能性も捨てられませんね。
でも、世の中そんなに甘くはありません。事実は必ず明るみに出るでしょう。
ただです。恐らく罪にこそなるものの、無いものは無いの一点張りで、お金の回収は困難だと思います。まあ、このとんでもない男のことは今後の司法判断に委ねるとして、今回の件でとても心配しているのは、これを振り込んでしまった人のことです。
この人の気持ちを考えると胸が締め付けられる思いです。
ミスはミスですが、どうかうまく決着しますようにと祈るばかりです。
以上です。