いきなりですが、過日60年の時を経て初めて知ったことがありました。
それも、常識からしたらちょっと考えられないことなのですが、過日のブログでもお伝えしましたし、以前のブログでもお伝えしましたが、当グループは毎年1月8日の安全祈願祭には早朝から上田市の八日堂さんを参拝し、その際縁起物のダルマさんを買い求めるのが慣例となっています。
で、このダルマ屋さんとも既に60年以上のお付合い。ただ、60年以上のお付合いとは言え、なんとこれまで一度もその名前や連絡先を聞いたことが無かったのです。
それなのに60年以上に渡り、一度も欠かすことなく、当グループのダルマさんをつくり続けてくれているのです。
このダルマ屋さん、恐らく毎年八日堂さんの縁日にダルマのお店を出されていて、この時期は近隣にある民家を借りて寝泊りしており、当社が法人組織になる前から60年以上に渡り欠かすことなく、1月8日朝6時には我々が来るのを待ってくれています。
私とのお付き合いは30年。
そして先日の1月8日のことです。
なんと、今年初めて息子さんと一緒に八日堂さんに来られていました。ダルマ屋さん曰く、「そろそろ世代交代です。」と。
そして、この時60年以上の時を経て初めてそのお名前を聞くことになりました。そのお名前は「山本さん」。まあ、名前は普通ですが、「そうなんだ!」「山本さんなんだ。」と、なんとも感慨深い気持ちになりました。
写真にあるように、世の中に「名入れダルマ」が出始めた頃、山本さんがつくった第1号の「名入れダルマ」は当社のダルマさんだったと懐かしそうに話してくれました。
今後、息子さんが跡を継ぐのでしょう。令和の時代ですから、息子さんは、さすがに我々と連絡先の交換をされていました。
それにしても、ただただ信用だけで60年以上に渡り、一度たりとも確認することなくダルマさんをつくり続けてくれたことに、なんだか日本の良さを感じます。
山本さん、いつまでも元気で当グループのダルマさんをつくり続けて下さい。
感謝しています。
以上です。