いきなりですが、写真をご覧下さい。
少し見難いとは思いますが、これはクルミの実の殻の残骸です。
毎年この時期になると私の散歩コースの堤防には、この残骸が激しく散らかっています。
理由は、以前もお話しましたが、カラスの仕業です。堤防沿いには田畑が点在していますが、そこには数多くのクルミの木があるのです。
どうでしょう、9月末からこの時期に掛けてクルミの実が熟して割れてきます。それを見逃さないカラスがその実を咥えながら、まずは付近の道路に舞い降ります。それも尋常では無い数なので、散歩している私も少し慄いてしまうほどです。
カラスの群れは、その道路に割れていない実を置いて、車がそれを轢いてくれるのをじっと待っています。首尾よく実を割りながら車が通過すると、その実を咥えて車の通らない安全な堤防までわざわざ運んで、美味しそうについばんでいます。
猫や犬と言うか他の動物なら、多分その道路に餌があったならその場で食べてしまうでしょう。しかし、カラスは安全な場所に一度餌を運ぶんです。
毎回のことですが、ほんと、なんて賢いんだろうと感心しています。
そう言えば、過日ゴルフ場でカラスに飴玉を袋ごと持って行かれました。ゴルフカートに置いてあった飴玉の袋です。私、飴玉の袋をカラスにさらわれたのは3回目です。
この学習能力の無さ。
と言うことで、その賢さは、私よりカラスが上だろうと言うお話です。
以上です。