UCバークレー校の話をもう少し。
例の知人にキャンパスを案内されるとバークレーにまつわる興味深い話をたくさん聞くことが出来ました。
例えば、「キャンパス内で金の採掘をしている場所がまだある。」とか、これまた「キャンパス内に小さいながらも神聖なサークルが描かれていて、このサークル内で学生がスピーチをしている時は、その内容については、誰の弾圧も受けないし、誰にも支配されない。」等々、さすがに逸話や名所に事欠きません。
今日は、その中から、私が「さすが、なんともおしゃれだよなー。」と感心したことを紹介します。
さて、皆さんは表題の「NL」とある「N」とはなんの意味か分かりますか?
発生の地の言語であるノルウェー語では、これをNobelpris(en)(ノベルプリース(ン))と言うそうです。
そうです。ノーベル賞のことです。
そこで、写真をご覧下さい。
ここは、広いバークレーキャンパスの中でも、もっとも移動がしやすい場所。キャンパス内の一等地と言える場所です。写真の標識には、「Nobel Laureates」と書いてありますが。要するに、これは「ノーベル賞受賞者」と言う意味になります。で、更に言うと、なんとこの駐車スペースは、ノーベル賞受賞者専用の駐車場なのです。
ノーベル賞受賞者を数多く輩出しているバークレーならではのおしゃれな大学からのプレゼント。以前、バークレー出身者でノーベル賞を受賞した方が、プライベートの場でのインタビューで、「ノーベル賞を受賞して、もっともうれしいことは?」との問いに、「あの素晴らしい場所に駐車を許されることになったことです。」「これで、私の遅刻もなくなります。」と、これまたなんともおしゃれな返答をしたそうです。
わが国の受賞者にも、そんなおしゃれなプレゼントはあるのでしょうか?(笑)
以上です。