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stay hungry, stay foolish 2022.1.17

 今日は、あの阪神淡路大震災から27年目を迎えます。今でも、あの時の悲惨な光景が目に浮かびます。改めまして、犠牲者のご冥福をお祈り申し上げます。
 風化させてはいけません。 

 さて、いきなりですが、過日YouTubeで起業に関する話を聞きながら(YouTubeを聞きながら?)散歩をしていました。
 そこで、あるデータに基づいた、新しいことにチャレンジする欧米人と日本人の違いについての話しを聞いたのですが、ちょっとショッキングだったのでご紹介します。

 30%と3%

 この数字は、仕事において新しいことにチャレンジすることになった場合の判断に関する数字なのですが、YouTubeの話によると、要は新しいことにチャレンジする機会を得た場合、欧米人の30%はチャレンジするが、日本人では3%の人しかチャレンジする道を選ばないというデータが出ていると言うのです。
 たしかに、ここ20数年の中、ITを中心とした世の中の最先端を行くビジネスにおいて、その始まりは欧米発が多いことでなんとなくうなずけてしまいました。

 逆に、日本人は、ここ20数年の中で「これまでのやり方を踏襲しておけば間違えない」と言う道を選ぶ人の確率が97%にも上ってしまっているのが現状です。
 個人の考え方がこうですから、当然企業や組織の考え方も右に倣えとなるでしょう。これでは、日本発の新しいことが生まれにくいことが明白ですね。

 さて、今期の当社の社長方針は、「~前向きな「異端者」であろう~」としています。

 皆さんは、「stay hungry, stay foolish」という言葉を聞いたことはありますか?これは、あのApple社の創始者スティーブ・ジョブズ氏が2005年6月、スタンフォード大学卒業式辞の中で、締めくくりの言葉として述べたものです。

 私は、英語が得意ではないですが、なぜかあのスピーチの中に出て来た、「stay foolish」がいつまでも耳の奥に残っていて、その意味について考えるようになりました。
 そこで「stay hungry, stay foolish」を深掘りして見たのですが、「stay hungry」は「現状に満足することなく。」で合っていると思います。問題は、「stay foolish」だったのですが、私なりに導き出した「stay foolish」は、「前向きな異端者であれ」ではないかと思っています。
 今の時代、特にコロナ禍の中では、保守的な方向に話が進みがちです。しかし、今だからこそ仕事に向かう姿勢や考え方は「前向きな異端者」であることが大切だと思い、「stay hungry, stay foolish」を参考にこの社長方針を掲げました。

 30%と3%の話を聞いて、改めて年頭に当たりこの社長方針を確認し、私自身もチャレンジを恐れず、出鱈目はいけませんが、常に前向きな異端者であろうと思った次第です。

 以上です。

飯島建設株式会社