いきなりですが、おもちゃの殿堂(←死語)ですから、子供たちにとっては最高の場所、そして私にとっては財布の痛む場所でもある「TOYS“Я”US」は、1948年に米国のワシントンで誕生しました。
さて、この「TOYS“Я”US」のロゴマーク、本来なら「R」と表記すべき箇所がなぜか「Я」と逆に表記されているのが、本当にずっと気になっていたのです。しかし、いつも忘れてしまって結局調べずにいたのですが、過日ひょんなことから友人のFさんにそのわけを教えて貰いすっきりしました。
その「TOYS“Я”US」のロゴマークが初めて生まれたのは、1965年。当初は「ChiLDЯEN’s SUPEЯMARTS DISCOUNT」というマークだったそうです。その後現在の「TOYS“Я”US」の表記に変更されました。
で、知りたいと思っている「R」が反転して「Я」なっている理由ですが、それは、子どもがよく「R」を「Я」と書き間違ってしまうことに発想を得たとのこと。そう言われてみたら、たしかにうちの小学生の娘もローマ字を鏡文字のように書き間違えることが結構あるので頷けます。要は、子供たちのために最高のおもちゃを扱っていることが、ロゴマークからも想像してもらえるような、そんな遊び心のあるロゴマークにしたのでしょうね。
しかし、このロゴマークが出来た当時は、教育関係者や親からの評判はかなり悪かったようです。まあそういう遊び心に批判的な人はいつの時代もいますよね。(笑)
そんな子供たちの夢をかなえて来た「TOYS“Я”US」ですが、残念ながら「Amazon」などのイーコマースの流れに飲み込まれ、2018年にアメリカでの事業を清算することになってしまいました。そして、その決定からわずか1週間後、創業者のチャールズ・ラザラスさんが94歳で亡くなったそうです。ただ、その後「TOYS“Я”US」で30年以上働いていた元社員の方達が2019年新会社を設立し「TOYS“Я”USとして、また子どもたちにおもちゃを届けたい」という願いから、ブランドを引き継いで復活させているようです。
ちなみに「トイザらス」の日本法人はアメリカとは別法人なので、現在も問題なく私の財布を乾かしてくれていますが、その日本の「トイザらス」の表記は、日本法人を創業した藤田田さんが、「R」が反転していることに発想を得て、マーク中の「ら」だけを平仮名する遊び心を入れ込んで作られたようです。
で、このブログを書きながら、そう言えば以前に「JA長野県ビル」を「しA長野県ビル」と書いて書類を上げて来た人がいたことを思い出したという落ちとなります。(笑)
失礼しました。
以上です。